2010年03月29日

第1章:ダイビルラプソディ

■プロローグ
今の時間、午前4時35分。天気は晴れ。目的地の天気も悪くない模様。

4時55分発の電車に乗って、最初の一歩を踏み出す。目的地に向かって。 行ってきます。
羽田空港発7時ちょうどの全日空13便。目的地には8時着の予定。

 6時40分に機内への誘導が始まる。搭乗機はボーイング777−300型機。

 抑えてある席は左側58A 席。私のお気に入りの席である。

 席に着き早速、機内誌の機内オーディオサービスのページの10チャンネル「落語」のところを見る。

 おっ、上方落語協会会長 桂 三枝さんの創作落語「読書の時間」が流れるとの事。イヤホンをジャックに差込、聞き始める。

 流れるような素晴らしい話と次から次へと来る笑いに聞きながら笑いを堪えるのに苦労する。腹筋がよじれそうになる。

 考えてみると上方落語こそ、落語の本流。江戸前落語の古典の作品の八割方は上方から来たとの事。代表的な物は「時そば」。これは上方落語の「時うどん」から来ている。

 落語だけではない。歌舞伎でもそう。上方が大きな役割を果たしている。文化だけではない。日本国初の首都が置かれたのも、今回の旅行の目的地。数多の先進的な行政施策・商品・サービスを生み出したのも今回の旅行の目的地。

 懐が深く多くのものを受け入れ育ててきたのも今回の旅行の目的地。

 そう、今回の旅行の目的地は‘大阪。夢多き街・大阪。数え切れない魅力に溢れた街・大阪。

 日本で一番誤解されている街・大阪。私が一番愛する街・大阪。

(平成19年3月20日作成)

022.JPG
第1章:ダイビル・ラプソディ

 中之島にあるダイビル。建て替え計画が予定通りに進むと確実に無くなってしまう建物。古い様式で格調ある歴史のある建物。

 今日、初めて訪ねました。大きな目的は、建物そのものを見る事。
小さな目的は、ダイビル内の「喫茶・大大阪」に行くこと。

 建物の中に入る。とたんにタイムスリップしたかのような感覚に捉われる。建物内の人達が昭和初期のファッションで歩いているような不思議な感覚。今の設計士やデザイナーでは絶対に出来ないデザインやゆと
り。新しいものが持て囃される世の中で「古くても良いものは良い」という見本のような建物。

 手入れも行き届いていて、階段の金属製の滑り止めはピカピカに光るほど磨きこまれている。トイレも古い建物にありがちな不衛生なものではなく非常に良く掃除をされていて、洗面台ではコックを捻ると暖かい湯がちゃんと出てくる。廊下も天井もピカピカ。大変な労力をかけて建物の維持に努めている事が手に取るようにわかる。

 そしてお目当ての「喫茶・大大阪」に。店内で暖かいコーヒーでもと思い、中に入ると満員御礼の大盛況。しかたなくコーヒーは諦めて店内の土産物や書籍に目を向けると大変に良いものばかり。そして店員のお二人の女性も物腰が柔らかく、何か記念に買って帰ろうと思い・・・

 そして選んだのが、セルロイドで出来たハンドメイドのボールペンを一本。そして、こちらのホームページの制作編集人である松村さんの著作「大阪は首都を越えるか」を一冊。両方とも大変な力作で、皆様に自信を持ってお勧め出来ます。

 買い物を終えて店から出て、写真を撮っていると先ほどの店員さんが出てきて(勤務を終えて帰られるところだったのでしょう)、私を見るなり「どうぞ宜しくお願いします。」との一言。良い環境で働く人は良い人間になるという、これまたお手本のような出来事。

 こんな素晴らしい宝石箱のような建物を壊してしまうとは惜しいと思う。なんとか残せないものでしょうか。新しいビルは、道路を挟んで反対側に。

 ん〜、今回の上阪感想記、「です、ます調」を排し、このまま本に出来るぐらいに格調高く・気品溢れる文章を、と考えて書いてきましたが慣れない事をすると、どうも上手くいかない。思った事を伝えきれない。

 なので、私が書きたいように書きたく思いますので、お付き合いの程を宜しく御願いする次第です。

 前回の上阪感想記にて、大阪・関西国際空港へのアクセスは完成していないと書かせて頂きました。他の都市で、空港への鉄道アクセスがある場合は、その都市の中心部と空港をダイレクトに結んでいますが大阪だけは例外。

 最大の安定したビジネス需要が見込める、梅田・中之島等を直接に結んでいない。その問題の解決には「なにわ筋」の下に鉄道を建設して飛躍的に大阪・関西国際空港へのアクセスを良くする必要があると書きました。

 では、実際の「なにわ筋」とは、どういうものであるのか、この目で確認しようと思い住吉大社への参拝の後、南海電車の普通で岸里玉出駅へ。汐見橋線に乗り換えて芦原橋駅へ。そこから東側に向かって歩き「なにわ筋」へ。
(この一連の流れについては、改めて書きます)

 先に結論を書くと、「なにわ筋」は、大阪の道路行政や街の開発計画に対して非常に多くの示唆に富んだ道路である、と考えます。

(平成19年3月20日作成)


posted by 松村和弘 at 09:47| Comment(1) | 上阪感想記:1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by 和香 at 2012年07月14日 07:53
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