2010年03月29日

第3章:大阪・三空港時代

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■伊丹空港から梅田へ
 日本で中心都市から半径50キロメートル以内に、本格的な空港が三ヶ所ある地域は、大阪だけではないだろうか。

 これには賛否両論あろうかと思う。各地域から日本の各地に移動しやすくなったとも言えるし、逆に拠点地域として見れば、特に東京へ行きやすくなった事は「東京一極集中」を加速させる結果になりかねない。

 どっちにしても現に大阪・関西国際空港、大阪・伊丹空港、神戸空港の各空港は存在しているわけで、乗り物好きとしては興味をそそられるのも事実。 そこで、各空港へ実際に行き、そのアクセス手段を確かめてきました。

 まずは、大阪・伊丹空港。着陸時に見える大阪の風景に魅せられて以来、上阪の際には飛行機を利用するようになった。まぁ、陸の王者「新幹線」から食堂車が無くなり旅の楽しみが激減した事も影響はしている。

 大阪・伊丹空港に着陸したのは、8時過ぎ。降機してターミナルビルに入ったのは8時20分過ぎ。ちょうどNHKの朝の連ドラ「芋たこなんきん」をロビーのテレビで放送していて多くの人達が見ている。綺麗な大阪弁が楽しめるドラマとして、大好きなドラマだが地元・大阪での評価はどうだろうか。気になります。

 南ターミナルを8時40分に出発する、新阪急ホテル行きのリムジンバスに乗車。チケット代は620円。出発時には半分の座席が埋まる。
 8時45分に北ターミナルを出発する。約50人は乗れるバスは、ほぼ満席に。終点には30分で到着とのアナウンスあり。



 阪神高速・池田線に入り、順調に走る。バスを追い抜いて行く車のナンバーは、大阪・なにわ・神戸が多い。車の量は多いが渋滞する事なく走り続ける。 車窓に見えるのは、マンションや一軒家や会社のビルなど。
 8時53分に新幹線の高架下をくぐる。
 8時56分、左側に梅田スカイビルを筆頭に沢山のビルと建設用クレーンが見え始める。さっきから左側にJRの線路が寄り添うように続いている。

 一瞬暗くなり、そして瞬時に明るくなる。あっ、これがビルの中を高速が貫いている事で有名なゲートタワービルかと気が付く。

 そして右側には、西梅田・大阪ガーデンシティのビル群が威容を誇っている。あっという間に梅田出口に。そして一般道へ。北ヤードを左側に見ながら、新阪急ホテルへ。
 所要時間、27分。予定どおりに到着。

 いつもは、大阪モノレールと阪急電車の乗り換えで梅田まで出てきましたがバスは楽ですね。乗り換えが無いのは、特に大きな荷物を持った人にとっては楽でしょう。ただ日曜日の早い時間帯で、あれだけの交通量ですから平日や事故があった時は、かなりの時間がかかるのではにあでしょうか。

 車窓も楽しめましたから、時間に余裕のある方はバスで、時間どおりに行動したいのなら大阪モノレールと阪急電車を利用した方がよいと感じました。

 あと、もう少しバスは増発してもよいのでは。需要から考えて少し供給が不足気味かと思います。
 新阪急ホテルで降車後、JR大阪駅へ。そして京都に。そこから関空へ。

■大阪・関西空港へ
 大阪駅 9時 15分発。敦賀行き新快速。列車名は「湖北レジャー号」。

これに乗って京都まで。ホームに上がると、既に各乗車口には10人以上の行列が。あいかわらずの新快速人気を確認する。

 乗車すると座席は全てが埋まり、車内は20人以上の人が立っている。

 そうそう、朝御飯用に大阪駅で水了軒の「八角弁当」税込み1,100円を購入していた事を書き添えます。関空特急「はるか」車内で朝食とする為の大事な弁当。中身が崩れないように大事に持つ。

 新大阪に停車。更に乗客が増える。高槻に停車。更に乗客が増える。
 定刻に京都に到着。ここで下車。新快速は、ここで8両と4両に分割され8両編成は普通電車として野洲へ。4両編成は敦賀へ。

 でも、これって少しおかしいと思う。「湖北レジャー号」と名を付けながら湖北に向かうのは4両。思ったとおり車内は、かなりの混雑。8両の野洲行きはガラガラ。車両運用の関係かとは思いますが一考の余地は大いにありと判断します。

 はるか号のチケットを購入する為に一旦改札を出ようと向かう。そこで衝撃的な横断幕も見るのですが、この話は後日に。

 10時45分発。関西空港行き「はるか21号」に乗車。
 京都出発時には、それほどの混雑ではない。さっそく八角弁当を広げて朝御飯とする。旨い。昨年の大阪旅行で初めて食した八角弁当だが、私のお気に入りとなっている。特に鶏肉の照り焼きは絶品。御飯とおかずのバランスが良いので食事としても、おかずの数々が程よい味付けなのでビールのつまみとしても最高。なかなか、これだけの駅弁はないと思う。

さすがは大阪。食文化の奥深さが、この弁当一つに凝縮されている。
 八角弁当に舌鼓を打っていると新大阪駅に。ここで大量の乗車。車内は一気に賑わう。梅田貨物線に入り左側に梅田のビル群が続く。

 ふと思う。梅田北ヤードの先行開発に着手した今、北ヤードに仮設の駅を設置出来ないものかと。新梅田シティの前に。ホームは一つで2線設置。

最小限の設備に留めておけば開発が始まった時の撤去も楽。低コストで利用客も結構な数が見込めると思うのですが、どうでしょうか。

 大阪環状線に入ると、すれ違う電車の多くが201系に代わっており少し驚く。更に車両の更新を進めて321系が入る事を願いたい。
 西九条に停車。時間帯のせいか、あまり乗客の動きがない。

 天王寺に停車。ここで降りる人がいて特急の速達性の威力を見る。
 その後は阪和線をノンストップで関西国際空港まで。 ほぼ定刻通りに到着。

 はるか号を京都から乗車するのは、2004年来の3年ぶりですが乗客の数は増えているのではないでしょうか。今回は遅れる事が無く到着しましたが2004年の時は10分以上遅れました。やはり走っている経路、ダイヤが窮屈なのは否めないところでしょう。そして最大の需要がある梅田・中之島にダイレクトに繋がっていない事の致命的欠陥。

 ここは、やはり「なにわ筋線」の建設を強く主張したい。この路線は絶対に必要です。なにわ筋を歩いてみましたが、あれだけの大通りの持つポテンシャルをフルに発揮しているとは言い難く、梅田・中之島の更なる発展の為にもなにわ筋の開発の為にも必要です。

夜の関西国際空港、宝石のような美しさだ

■そして神戸空港へ

 今度は関空から神戸空港へ。高速船を利用してみる。
関空 12時30分発の高速船に乗船する為には、バス乗り場の12番口から12時18分に出発するポートターミナル行きバスに乗らなければならない。

 その前にチケットを一階の高速船チケットカウンターで購入。
 チケット代は、神戸空港から三宮までのポートライナー乗車券込みで1,320円。利用促進の為の企画チケットのようです。

 定刻通りにバスは出発。ポートターミナルに到着後、高速船「うみ」号に乗船。乗客は自分を含めて9人程。

 定刻通りに出航。この日は、風が強い為、波頭に白波が立つほどで船は大いに揺れる、揺れる。その感覚はジェットコースターに乗った時に、尻がふっと浮いた時の感覚。ちょっと恐怖を感じるほど。

 船窓から大阪の湾岸風景が見られるかと期待したが、思いのほか沖を走る為湾岸風景は見られず。

 定刻12時59分、神戸空港に到着。バスに乗り換えて神戸空港ターミナルビル前に。所要時間は5分。

 ここでポートライナーに乗り換え。三宮へ。三宮到着は、13時31分。

 私の、神戸空港高速船アクセスへの感想。

 三宮からの関空へのアクセスを考えると、リムジンバスに対しては、かなり分が悪いと思う。乗り換えが何度も必要で、重い荷物を持っての乗り換えは大変です。そして所要時間がバスよりもかかる。正直なところ三宮と関空との間の連絡はバスに軍配が挙がる。

 高速船が大いに威力を発揮するのは、ポートタウンと関空の間との連絡ではないでしょうか。利用客が増える事を期待したいと思います。

■神戸空港探訪記
 大阪から帰る時は、いつもは関空発羽田行きを利用する。
 でも今回は、神戸空港 21時05分発 全日空414便をチョイスする。

 「大阪湾岸夜景」で書きましたが、関空からリムジンバスで大阪の夜景を堪能しながら三宮へ。ミント神戸の前で下車して、ポートライナー三宮駅へ。18分ほどポートライナーに揺られて神戸空港駅へ。

 さぁ、いよいよ神戸空港のターミナルへ。時間も一時間ほど余裕があるからゆっくりと見学出来ると思い、いざターミナルビルへ入る。

 ・・・・小さい。聞いていたよりコンパクト。ものの20分で見終わってしまいました。コストを出来るだけ抑えようという神戸市の苦心が伺えます。そういえばポートライナーから見えた、神戸空港島は殆んどが空き地で、これで建設費の償却が出来るのか不安になる。

 私の、神戸空港への感想。
正直な話、なんで建設したのか、いまいち理解出来ない。兵庫県の瀬戸内海側に空港を建設するなら、姫路に作るべきだったと思う(今からでも遅くはないと思います)。神戸市と周辺に需要があるとはいえども、既に関空と伊丹が存在している状況では、これからも経営は厳しいのではと考えます。

また、空港自体に魅力が乏しく人を惹きつける目玉が無い。前途多難では、と心配になってきます。
 まぁ作ってしまった以上は、なんとか利用客を少しでも増やす努力をして早く建設資金を完済出来るようになる事を祈るだけです。

以上、上阪感想記 07年1月の冬「大阪三空港時代」を終わりにします。
お読み頂きまして誠に有り難うございました。

(平成19年3月25日作成)


posted by 松村和弘 at 10:26| Comment(0) | 上阪感想記:1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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