2010年04月06日

07年 秋 芸術の秋 歴史の秋 散策の秋【福島】

10月6日(土)・・・中之島、その美しき世界の続きと福島界隈
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 玉江橋を渡り、朝日放送の新社屋の建設現場の前まで来る。
 ここに来るのは始めてである。
 ここからの中之島の眺めも素晴らしい。ここの眺めも将来更に迫力が増す事は間違い無い。今、判っているだけの計画でも数棟のビルの建設計画がある。
 
 そして私の想像力は、更に掻きたてられる。
 玉江橋の下を関西国際空港へ繋がる「なにわ筋線」が出来たら、と。

 関空から特急で中之島まで来る。地下駅から地上に出る。
 昼なら燦燦と降り注ぐ明かりの中で、聳え立つ超高層ビルが迎える。
 夜なら星空が煌く中それに負けない位の輝きが窓から溢れるビルが迎える。

 どちらにしても「おぉ、大阪は凄いじゃないか!!」という感動と驚きを持って旅行者は大阪への第一歩を踏み出すのだ。
 大阪のブランドイメージ向上に資する事、大である。
 中之島となにわ筋線は両立して、その魅了は最大限になると思うのだ。

 ・・・と、ここで想像を頭の隅に追いやって歩みを続ける。

 大阪中之島合同庁舎前を過ぎる。
 ガラス張りのお洒落な建物、水を張った前庭も行政の建物とは思えないくらいに洒落ている。
 田蓑橋北詰信号を左折、NTTテレパーク脇を歩いて行く。堂島浜へ向かう。
 ここのビル群は見た感じでは古そうで、そう遠くない時期に建て替える事になるのではないだろうか。
 中之島を歩きながら堂島浜や福島を見ながら思っていたのだが、この界隈には建て替えを、これから迎えるビルが多そうだ。
 東洋紡のビル、サントリーの本社ビル、これ以外にも多くのビルが、これから次々と建て替えらることになる。
 そうなるとビル街の発展は続くことになるわけで、中之島一帯の将来は約束されたようなものだ。
 
 阪神高速・池田線の高架を潜り、堂島2丁目へ。
 ここにある新藤田ビルは、なにわ筋沿いにある江戸堀センタービルに何となく似たデザインだと思う。偶然か、はたまた必然なのか。

 建設中のブリーゼビルを正面に見ながら曽根崎通に出る。
 西梅田のビル群を見ながら曽根崎通を西に向けて歩いて行く。
 少し歩くと阪神のホテルが入ったビルが右側に見える。
 
 時間は昼を回り、腹が減ってきた。
 何か食事を、と思い飲食店が無いかと探しながら歩く。
 ラーメン店などがあるが何だが気が向かず、店に入ろうという気が起きない。目に付いた路地に入ると、ちょっとした飲食店があるが、やはり気が向かない。何となく入ろうという気が起きないのだ。
 何か、お店がないかと路地のくねくねした道を歩いて行くとなにわ筋の上天神信号に出た。
 この信号を、なにわ筋を挟んだ所に福島天満宮があると地図にある。

 よしっ、これを見よう。そして何か食べよう。
 信号待ちの間に、そう決めた。
 そして、その決断は大正解だったのだ。今まで何だか気に入らずお店に入らなかった事も大正解となるのである。気に入らなかったのは虫の知らせだったのである。

 やはり大阪は凄いと実感した事の顛末は、また改めて。

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10月6日(土)・・・驚きの福島、さすがは大阪
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 福島天満宮はこじんまりとした落ち着いたお社であった。
 タクシーで来ている人を見かけたが、それだけ信仰が厚いのだろう。
 大阪は歴史ある街だ。
 それだけに神社仏閣は至る所にある。
 そして、そのどれもが綺麗に手入れがなされている事を翌日に知る事になる。

 さぁて、いよいよ空腹はピークだ。
 こりゃ何かを食べなければ、と思い福島天満宮から歩き始める。
 前の小道に入って行くと二軒ほど飲食店があるのが見えた。
 一軒はうどん屋。一軒は小さいが小奇麗な洋食店だ。

 どちらにしようか迷ったが、直感で洋食店を選ぶ。お店の名前は、
「FRENCH CUISINE  CASSEROLE CLUB」
    〜フランス料理 キャスロゥル クラブ〜
(名前を載せていいと許可を貰ったので書きました。グーグルで名前を入れて
 検索すると恐らく一番で出てきます)

 中に入ると御主人と奥様でしょうか、お二人でキビキビと働いている。
 
 お客さんはカウンターにおじさんとおばさんが一人ずつ。
 テーブル席には、私と同じ位の年の男性が人り、会社の制服を着たおばさんが二人。いずれも美味しそうに食べている。

 大きなキャリーバックは出口の所に置いていいですよ、との奥様の言葉に甘えて置かせてもらう。そしてテーブル席に案内される。

 席につくとお絞りを渡される。汗をかいた手には気持ちが良い。
 お水とメニューが運ばれてくる。水を一口。そしてメニューに目を。
 お昼のメニューはランチが三種類。空腹の私はボリュームがあるものを、と考えて2,100円のビーフシチューのセットを選び注文する。

 暫くすると、前菜のサラダが運ばれてくる。
 レタスなどの上に軽く茹でた烏賊が輪切りにされてトマトと一緒に載っている。そしてニンニクを揚げてチップ状にしたものとドレッシングがかかっている。
 烏賊は古くなると当然生で食することは出来ないし、その烏賊を茹でても生臭さは取れないし身が固くなってしまう。
 つまり古い烏賊は、どうやっても美味しくは食べられない。
 ここの烏賊は新鮮だ。一口で判る。烏賊の身が透けて見えるほどに軽く茹でてあるだけだが噛むとサクッと切れる。良い烏賊である。
 今日は土曜日。市場は休みである。前日に余程良い烏賊を仕入れておかなければ出せない代物である。

 ・・・などと、生意気な事を考えていると先にいたおばさん二人組みが出ていって暫くして「空いていますか?」と涼やかな女性の声が聞えた。
 
 そして私は心底驚いたのであった。

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夢中で食べていた顔を上げて、入ってきた二人組みの女性を見て驚いた。
 以下、小説風にて描写。

『その時、私は入ってきた二人の女性を見て手に持っていたフォークとナイフ を落としそうになる位に驚いた。心底、驚いたのだ。

 その二人の女性のあまりの美しさに。

 一人は女優の沢尻エリカさんの清純さを強調したような女性。
 もう一人は、やはり女優の黒谷友香さんのおしとやかさが全面に出たような女性。 
 二人の席につくまでの僅かな歩みも優雅で、席につく動作もこれまた優雅であった。

 こういう状態を言うのだろう「非の打ち所が無い」と。

 この出会いを幸運と言わずしてなんと言おう。
 私は心の中で呟いた。「神様ありがとう。そしてワンダフル大阪」と。 』
 
 いや〜、とにかく美人でした。そして、この二人が、こういっては失礼だとは思うが流行の最先端とは言い難い福島という場所の路地の奥にある小さな洋食店に普通に入って来た事にも驚いた。
 
 私の隣の席についた女性の話し声が所々聞えてくる。
 「うち、あかんねん」という言葉が耳に飛び込んできた。
 出た、出ちゃいました私が好きな大阪の女性の言葉。
 思わず顔がにやけそうになるのを、必死で堪える。

 あっと私の個人の話よりも、お料理のレポートが大事ですね。

 サラダの後にメイン料理のビーフシチューとライスが運ばれて来る。
 ナイフを入れると、スッと肉が切れる。口に運ぶと実に程よい味付けで美味しい。
 最初のうちは、隣の女性を意識してしまって落ち着いて食べていたが、空腹には勝てぬ。段々とがっつくように食べてしまった。
 だって本当に美味しかったんですよ。
 腹は減っては戦は出来ぬ・色気よりも食い気、を地で行く私は既に30歳を超えている大人のはずなのだが、まだ子供が抜けてないんだなと苦笑いが出てしまう。
 デザートのプリンとチョコレートケーキも程よい甘さでいう事なし。
 ミルクティーと一緒に美味しく頂きました。
        
 満腹になって会計をしてお店を出る。
 なにわ筋に出た私の目の前にあったのは朝日放送の建設中の新社屋。
 スケールの大きさで私を圧倒する。

 料理で圧倒され、女性の美しさで圧倒され、建物で圧倒された。
 さすがは大阪である。また来たくなる大阪である。


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OCPさんの書き込み
小室編集

〔この感想記は原則よっさんの文章のみで構成するものですが、この「10月6日(土)・・・驚きの福島、さすがは大阪」の最後の部分で出てくる「カオス状態なのに、定常状態」という単語が、その前のOCPさんの書き込みを受けたものであり、それが無いと話がつながりませんので、ここに掲載することにします〕

現在、福島に住んでいますが、福島駅周辺は「変わった街だなぁ」と感じています。
福島界隈は、様々な用途の、様々な時代の、様々な価値観のお店・オフィス・建築物がごちゃ混ぜになっているのに、なぜか落ち着いた感じがしているような気がします。

建築物を例にとると、ヴォーリス建築の大阪福島教会を始めに、メリヤス会館、旧川崎貯蓄銀行がレトロイメージ。テレパーク、ホテル阪神、水都OSAKAの順で先進イメージとなる。更には、クラシックの殿堂シンフォニーホールなんてのもある。

お店では、老舗のきんつば屋が出入橋にあるかと思えば、よっさんが訪れたいぶし銀的洋食屋があったり、ハイソなバーやお洒落なカフェが駅北のなにわ筋沿いあったり、路地を入れば市場直送の居酒屋/立ち飲み屋があったりする。

その多様さの表れか、福島駅で待ち合わせる人々を見ると、普通のおっちゃんから、それこそよっさんが出会ったCanCam/ViViから出てきた様なOLまで、その多様さが非常によく分かります。

こんな状態の街は、駅前繁華街のように雑然として殺風景になりがちなのですが、なんかうまくまとってる様な気がします。言うなれば「カオス状態なのに、定常状態」という表現になるでしょうか?

これからも福島の街は変化していきそうですが「カオス状態なのに、定常状態」を守って欲しいです。

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小室編集

 OCPさん、ありがとうございます。
なるほど福島という街は、そういう性格を持っているのですね。
 確かに「CanCam/ViViから出てきた様なOL」さん(OCPさん流石です。上手い表現です。私が言いたかった事を一番的確に伝えられる表現です。)、
そして路地に出るといわゆる普通のおっちゃん・おばちゃんが歩いている。
 東京の下町などでは見られない光景と言えるかもしれません。

 「カオス状態なのに、定常状態」、この言葉が一番福島という街の現状を表現するのに相応しいでしょう。
 メディアがよく使う表現だと「ごった煮」でしょうか。いや、そんな下品な言葉では表現出来るとは思えない。
 色々な人達が上手に違和感無く同居している、まさしく「カオス状態なのに、定常状態」と言うのが一番相応しい言葉でしょう。さすがはOCPさんです。
 
 あと私の頭の中では、このなにわ筋の地下に大阪の空の玄関・関西国際空港と繋がる「なにわ筋線」とJR神戸線に新駅「新福島駅」(大阪環状線に福島駅がある事から判りやすい駅名として)が出来た時の想像があるのです。

 より国際色が強まり、日本的な「カオス状態なのに、定常状態」に多くの海外の人達が魅せられると思うのです。
 京都的日本ではなく、大阪的日本の一つとして福島は魅力があると思う。

 またJR神戸線にホーム二面の四線の駅として新駅「新福島駅」を建設して快速・普通を停車する事によって大阪駅周辺を補完・補強する「新副都心」となる。実際に歩いて見て、この界隈と「大阪駅周辺」「中之島」は一体化しつつあり機能的で巨大な拠点となりつつあると感じました。
 その流れを決定付ける事になると思うのです。

 大阪と言えば福島という一言が付け加えられる日が来るのは案外近いのかもしれませんね。


posted by 松村和弘 at 11:45| Comment(0) | 上阪感想記:1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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