2010年04月09日

07年秋 芸術の秋 歴史の秋 散策の秋【大阪路面電車慕情】

「大阪 路面電車慕情」
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 阪堺電軌阪堺線・恵美須町駅に向かう。
 街の足・路面電車の駅らしくカジュアルなコンパクトな駅である。
 時刻表を見ると、到着まで5分程ある。トイレに入って自販機にてお茶を買って待つ。
 しばらくするとゴトゴトと路面電車が走ってくる。大きなパンタグラフを一基搭載した広告を全面に纏った古い路面電車だ。

 お客さんが降りる。約20人。地元の方々である。
 運転手さんが後方から前方へ移動してドアが開いて、待っていた人達が乗り込む。古い車両ゆえにノンステップではなく大きな段差が床面と路面の間にある。私には問題が無いが、私の前に乗り込んだお婆ちゃんは、かなり辛そうである。それ以外にも両手に買い物がいっぱい詰まった袋を持ったおばさんも。

 こういうシーンを見るとバリアフリーという事を痛感する。
 恵美須駅のトイレも障害を持った人には使い辛い。ここにもバリアがある。

 富山市ではJRの路線を路面電車に転換して大成功を収めている。
 停車場と電車の段差も無くし、停車場とバスの乗り換えにも段差が無い。
 こういった工夫を大阪にも求めたいと思う。
 こう言っては失礼かもしれないが地方都市でも出来る事が大都会・大阪で出来ないことはないと考えるのです。
 需要は確実にある。あとはバリアフリー化を進める為の制度を設計して実行に移してほしいと思います。

 電車には多くのお客さんが乗ってきた。
 席は全て埋まって立客が5人ほどになったところで電車は出発した。
 ゴゥンゴゥンとモーター音を響かせて電車はガタガタと揺れながら走って行く。正直なところ路面・線路の状態は良くないようだ。
 こういった面からも積極的な設備投資が必要な時期にきていると考えます。

 まぁ、そういった固い事は抜きにして路面電車のショートトリップを楽しむ。なんで、こんなに路面電車という乗り物はわけもなく楽しいのだろうか。
 都電・荒川線、広島電鉄、岡山電気軌道、長崎電機軌道と乗った事があるがいずれも楽しかった。窓から景色が見えるのは路面電車も通勤電車も新幹線も同じはずなのに見え方が違う。
 生活密着・路面電車。その土地の臭いが一番感じられるから路面電車は楽しいのかもしれません。
 大阪の下町の光景の中を走って行く。
 電車は南霞町駅、今池駅、今船駅と停まって行く。今船駅で降りる。

 大通りから阿倍野の再開発したマンション群が見える。
 これを目印にして阪神高速の高架を潜り、山王三丁目・山王二丁目と歩いて行く。下町である。自分も東京の下町生まれ(葛飾区金町です)なので何だか懐かしい臭いがする。生活の臭いがする。
 下町に大阪も東京もない。あるのは人々の慎ましやかな生活である。
 
 そして次に目指したのは通天閣界隈。初めての通天閣である。


posted by 松村和弘 at 14:08| Comment(0) | 上阪感想記:1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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