2010年04月14日

07年秋 芸術の秋 歴史の秋 散策の秋【天王寺七坂】

「天王寺/阿部野橋 散策記」
〜主章 今までも此れからも 過去と未来の天王寺 そのD〜

 天王寺七坂、物の本によれば、北から順に「真言坂(しんごんざか)」・「源聖寺坂(げんしょうじざか)」・「口縄坂(くちなわざか)」・「愛染坂(あいぜんざか)」・「清水坂(きよみずざか)」・「天神坂(てんじんざか)」・「逢坂(おうさか)」の7つがあるという。
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 この界隈は古来より開けた地域であり、それは前に谷町筋を歩いた時にも見た沿道に延々と続くお寺さんが、それを何よりも物語っている。
 今回、初めて天王寺七坂を歩いてみました。

 大阪市立美術館を出て、正面にある階段を下りて出口を出る。
 右に曲がって逢阪二丁目方面へ。
 突き当たりに来ると、道が登り坂となって二股に分かれている。
 この道の右側に向けて歩き出す。途中、一心寺へ。多くのお参りの人で賑わっている。ここを出ると正面にある「逢阪」に出る。

 この「逢阪」、主要道路となっていて車が行き交っている。
 これを東に向かって歩いて谷町筋へ出る。
 少し歩いて「天神坂」へ。上から下へ下って行く坂道。
 石畳の綺麗な坂道で、途中に花壇と水場があるのが和ませる。

 その途中で右に曲がり向かっていったのが「清水坂」。
 立ち並ぶ民家からは、家族の話し声が聞え、玄関先ではおばあちゃんとお孫さんが掃除をしている。
 この「清水坂」、車が入れない構造でゆっくりと歩ける。
 途中で猫が戯れていて、のどかな寺町の空気を満喫する。
 途中から左に建設工事の真っ最中の学校が見えてきた。
 大阪星光学院である。この天王寺界隈から上本町にかけては学校が多い。
 わかるような気がする。こういう落ち着いた街の雰囲気は勉学には相応しいであろう。そして住むのにも最適な場所でもある。
 その証拠に大きな邸宅も多数、見受けられ住宅地としての人気も伺える。

 再度、谷町筋に。そして「愛染坂」へ。
 少し歩くと右側に愛染堂さんへ。愛染かつらで有名な場所である。
 お参りをしてから再度歩き出す。
 階段を下りて行くと松屋町筋へ出る。しばし松屋町筋を歩く。
 この筋もお寺さんが続く。

 そして「口縄坂」へ。
 ここは細い石畳の道。今までの中で一番寺町らしい坂であろうかと思う。
 坂をゆっくりと登って行く。右も左もお寺さん。
 歩いていると何だか、むかしむかしの人になった気がする。
 古来より人々が往来していた坂。その風格を漂わせている。
 
 また谷町筋へ出て大阪夕陽丘学園の脇の坂道を下って行き、次の「源聖寺坂」を目指すが、ここで足が限界となってしまった。痛む。
 昨日が正味10時間。今日も5時間は歩きっぱなしで、さすがに足が悲鳴を挙げてしまったようだ。
 また時間も、もう無い。関西国際空港からの飛行機の時間を考えると、ゆっくりとしている時間が無くなったのも事実だ。

 残りの「源聖寺坂」「真言坂」は、またの機会にしようと考えて、天王寺駅まで向かうタクシーに乗車する。

 ここまで「天王寺五坂」を歩いての感想ですが、やはり「古都・大阪」らしい歩き甲斐のあるものでした。
 歩いていると散策に来た地元の方や私のような観光客の姿も散見され、人気があるようです。
 しかし単なる「観光地」とはなっておらず、その点でも評価出来る。
 お寺さんと一般の御家庭が一緒に存在し、それが「アケスケな大阪」らしくて良いと思う。
 
 大阪、それは古都である。それを無言の内に語る「天王寺七坂」である。



posted by 松村和弘 at 16:35| Comment(0) | 上阪感想記:1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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