2010年05月07日

08年雨に煙る大阪もまた良し【公営公共交通T】

「公営公共交通を‘バス’から考える」
〜ここでも‘大阪’と‘京都’は対照的〜

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●大阪編 その1
 21日(土)、富田林市・寺内町へ向かう前の話です。
 大阪全日空ホテルを出た私は歩きで中之島まで。朝日新聞本社やダイビルなどを見て、確か前日に本格的に稼働を始めたABC朝日放送本社が有る「ほたるまち」へ。
 まだ早い時間で見学に来られている方は疎らであった。

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 なかなかに良い出来ではないかと思う。
 ウッドデッキは歩いた感触が良く(ただ前日の雨がアスファルトだととっくに乾いていたのが、このウッドデッキでは乾くどころか水溜りのように残っていたのが気になります。木だけに水捌けが悪いと腐敗し易いのではと気になります)、ここからの中之島の眺めは絶品。
 正しく‘絶景’。新しい大阪の名所が誕生したようです。

 「ほたるまち」をグルッと一周してから「なにわ筋」を北上。
 曽根崎通りとの交差点を渡りながら右を見ると「生和建設本社建設地」と書かれた囲いが。梅田と中之島にも隣接する福島もオフィス街として更に飛躍する時期が来つつあるようだ。

 そして私はと言えば新福島駅からJR東西線で京橋駅へ、そこで大阪環状線に乗り換えて天王寺駅へ、近鉄阿部野橋駅へ行って富田林市を目指すつもりだった。

 ところが横断歩道を渡って何気なく曽根崎通りを見ると「大阪駅」の案内板を出した大阪市交のバスが信号待ちしているのが見えた。
 
 「天王寺まで行くのだからこのバスで大阪駅まで行って、そこで大阪環状線に乗っても同じだ」と瞬時に思ってバス停は何処だ!?と見渡すと直ぐそこにあった(笑)。

 信号が青になって、そのバス停に来たバスに乗る。
 ちょっと古めのバスと見えてワンステップ型。後部ドアが車体の中程に有る最近の全国共通標準車体ではなく大阪市交独自仕様の後部ドアが車体後端に有るタイプ。
 
 乗り込むと後ろの座席は全て埋まり、最前列の方の席が空いている程度。
 直ぐに着くだろうし立っていようと思い握り棒を握って立っていたら、何かスピーカーから声がする。

 最初はまさか自分に向けられての物とは思わず、外を眺めていたら、もう一段大きな声がスピーカーから流れてきた。

        「お客さん、前の方に席の空きが有りますよ。」

 えっ、と思って周りを見ると立っているのは私だけ。
 つまり、この声は私に向けられてのものだったのだ。
 気遣ってわざわざ声を掛けて下さった親切な女性運転手さんの御厚意に礼を示すために席に座る事にする。

 考えてみると都バスとか京成バスではこの様な気遣いを見た記憶が無いと気が付く。
 「やっぱり、良いなぁ大阪は」と一人満足し「流石だなぁ大阪市交は」と感動していた。
 
 しかし、之だけではなかったのだ。女性運転手さんの気遣いは。
 更に大いに私を感動させる事が起きたのだった。

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「公営公共交通を‘バス’から考える」
〜ここでも‘大阪’と‘京都’は対照的〜

●大阪編 その2

 前の方の横掛けの席に若い夫婦が二人仲良く腰を掛けていた。
 奥さんの方はマタニティを着ていて傍目にもお腹が大きくなっているのが分かる。つまり妊娠されているのだ。

 その奥様が「ゴホッ、ゴホッ」と咳き込んだ。

 その咳が二回、三回と続いた時に運転手さんが又マイクを握った。

       「エアコンが効きすぎですかね。寒くはありませんか」

 私は今まで各地方の路線バスに数多く乗ってきたが、ここまでお客さんの事に目を配っている路線バスの運転手さんを見た事が無い。

 バスを運転するのはなかなかに大変な事である。
 バスは車体が大きく死角も有る。また路線バスと侮って無理な割り込みをしてくるトンデモナイドライバーもいる。

 そういう環境のバスを安全に運転しながらバス車内へ気を配り、かつ適切なアナウンスを的確なタイミングで行うのは、こうやって書くほどには簡単であるはずが絶対に無いのだ。

 大阪市交のバス運転手全てが、この女性運転手のような極めて優秀で思い遣りに富んだ人だとは言い切る事は出来ないとも思う。

 しかし私の経験から考えて、大阪市交のバス運転手の全てが極めて優秀で思い遣りに富んだ人であってもおかしくはないと私は思えるのだ。
 それだけの事を自信を持って言えるだけの大変に良いサービスを私は大阪市交さんから受けていますので。



posted by 松村和弘 at 14:51| Comment(0) | 上阪感想記15 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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