2010年05月30日

夢咲トンネルを初めて走って、二つの疑問

去年、2009年8月1日に夢咲トンネルが開通して供用を開始した。開通当時、走ってみたいと思いながら、ようやく先日通り初めを果たした。これで咲洲・夢洲・舞洲がつながった。走っている車はすくない。
咲洲とは南港の人工島部分のことだが、咲洲と夢洲をつなぐトンネルである。
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WTCから咲洲アプローチ、開通前の撮影

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夢洲アプローチ、10年5月27日撮影

夢洲と舞洲は夢舞大橋ですでにつながってるし、舞洲と陸地側とは二つの橋がかかっている。一つはユニバーサル・スタジオのある北港JCT・桜島・島屋へ此花大橋。もう一つは淀川左岸と正連寺川に挟まれた、北港ヨットハーバーのある狭い常吉という地区をつないでいる。
これで、咲洲・夢洲・舞洲の三つの人工島がUの字につながった。

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分かりやすくいうならば、築港深江線・中央大通というか、国道172号から直進すると、「大阪港咲洲トンネル」。トンネルをくぐるとコスモスクエアで一旦地上に出る。
再び右にカーブして「夢咲トンネル」に潜ると、すぐに夢洲・舞洲に達して、此花・北港についてしまう。全然早い。
北港JCT・島屋出入口のある通りは北港通で、東に直進すると梅香から野田阪神に達する。
「大阪港咲洲トンネル」のみ有料の100円(09/10/01から値下げ)で無人のゲートがある。
夢洲はまだ埋立て造成が終わっていないようで、人工島の中に海が残っているように地図に書いてある。
舞洲はかなり整備が進んで、有名な市環境局工場の他に、広大な緑地に舞洲アリーナやスタジアムなどがある。地図をあわせて見てもらうと、位置関係も理解できるはずである。

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地図は「大阪港湾・空港整備事務所」サイトから

この人工島を結ぶのは道路だけでない。じつは同じルートで北港テクノポート線という鉄道計画がある。2008年大阪オリンピック招致失敗が決定する以前から、この計画は事業開始となっている。事実上、地下鉄中央線の延伸線といえる。
そればかりではない。この夢咲トンネルは枕埋工法によって、鉄道を通す部分が準備された道路鉄道併用トンネルである。オリンピックをにらんだ計画だったので、現在は凍結状態だが、京阪電気鉄道が中之島からの延伸に、このルートの乗入れに希望を持っているらしいことが、プレス報道されている。

それはさておき、説明するのに便宜上、人工島と書いたが、南港や北港はもう少し定義付けが必要である。何をいまさら? つまり「島」か「陸」か?
ていうのが、私自身が誤解していたのもある。南港などは50年前から有名だったので、私は勝手に南港や北港は人工島とひとり決めしていた。

ところがある日、仕事仲間から言われた。
「北港って、島とちがうよ!」と、「なんじゃ!島とちがうてか?」「うっうっ??」
それがあって、私は地図を睨んだ。穴があくほど。ほんとだわ。
もともとは陸地側の岸壁部分を指す呼称とも解釈できる。

そればかりではない。南港も島と思っていたのが、じつは間違いではないか?そんな疑問がフツフツと湧いてきた。
南港や北港を島というならば、梅田も島、大阪は全部。いや、すくなくとも西部の木津川以西は全部島ということにしないと、整合性がないことになる。厳密にいうとすべて水路で隔てた島になっている。正味、港区や大正区は全部島と言わなくてはならない。
たしかに、いくら島とはいっても、橋を何本も架ければ、島を意識しないでいられる。
水路を川とするか、海とするのか?そんな定義だろうか。
私は安易に考えすぎていたようだ。夢咲トンネルの工事図見ても、トンネル縦断面にはちゃんと主航路と書いてある。
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航路があれば海かもしれない。これが定義かもしれない。よくワカランが。
夢洲の沖にもう一つ、人工島の描いた地図があったが、「あれは、何?」ま、いいけど。これはパス。
今回の結論は、「島と考えてしまうのは正しくない場合が多い」という話。
逆もいえて、「陸地と考えると、じつは島だったりする」という話。

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もうひとつは、人工島、埋立地はよく沈むという疑問。
私は仕事で埋立地に行くことも多かった。ポートアイランドや六甲アイランドも。六甲アイランドの学校に行ったときは、校舎は地面から50pくらいは浮いていた。地面が沈んだのであった。建物は硬く深い地層まで杭を打ち込んで、杭の上に載っているから動かない。地面が動いただけである。
これは埋立地に限らない。ある程度の規模の建築ならどこでも、とうふの上に建ててあることになる。見えている地面は硬いようで柔らかいとうふ部分である。
なのに、関空が沈むと報道されていた。
埋立地の地面は沈んで当り前だから、建物が沈むとの報道だったと思うのだが?
建物が沈むにしても、おそらく計算・想定内と思うが、関空の建築は違う工法で建てられているのだろう。
建物の面積が広いとか軽いとか、海が深い場所とか、岩盤が深いとかの理由で。つまり地面に乗せてあるだけではないにしても、重量を支える支持物が深くまで達していない構造と想像するより他にない。詳しい方はご教示いただきたい。
二つ目の疑問は「地面が沈んでも、建物とは関係ないはずなのに?」という疑問であった。まさか、地面が沈む報道ではなかろう。




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posted by 松村和弘 at 14:44| Comment(0) | ベイフロント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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