2010年09月18日

大阪圏鉄道沿線別現況レポート:JR神戸線(3)

《甲南山手〜住吉》
芦屋のつぎは甲南山手駅。芦屋川をくぐり抜けて、5〜600メートルも走ると神戸市東灘区に入る。芦屋市との市境に近い、神戸市になっていきなりの駅が甲南山手駅である。
山側の駅北口は、駅前ロータリーを備えた高架駅のつくりになっていた。道路は山手幹線だが、芦屋川で途切れて行き止まりになっている。

平成8年10月開業の比較的新しい駅というから、JRの高架も駅前広場も、新しいコンクリートの雰囲気を残している。閑静な住宅が続くのも、芦屋との属性のマッチか。うまい具合に阪急芦屋川と岡本との中間に駅がある。

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甲南山手駅北側から

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駅から山側を見る

どういう経緯があったか知らないが、阪神大震災が平成7年だから、いわばどさくさの翌年の10月開業している。
復旧ついでに「つくっちゃいました」って感じというべきか? 「ころんでもタダでは起きない」というべきか。
じっさい神戸市東灘区の山寄りは高級住宅街。阪神間モダニズムの雰囲気を色濃く残した地域といえる。
【甲南山手駅】
大阪駅から 20.6km
乗車人員/日 10,216人
駅ランク:2


つぎの駅は1.5kmで摂津本山駅。この駅に来たのは初めてだった。乗り降りしたのももちろん初めてになる。
私は電車・クルマの両刀使いなので、クルマでもこのあたりはよく走ったことがあった。
やはり電車とクルマでは、見えるものがちがう。
電車で見えないものがクルマだと見えるし、逆もいえる。
今回の取材は迷ったのだが、クルマで神戸まできたのだった。あまり取材費用もかけられないのも理由になる。阪神高速環状線から神戸線の芦屋出口まで、ETC利用。

それで、駐車場を探したが、摂津本山駅近くに絶好の時間貸駐車場を見つけたので、やれやれだった。
国道2号と山手幹線をグルグル回ったりしたが、周辺市街地の成熟度はかなりのものと見えた。走ったことのある道路にしても、今回は本気の取材だから見る目もちがったかもしれない。ひとつひとつの駅が雰囲気も拠点性もあるようにも見えた。

正直、都会度において、大阪と比較するとどこも見劣りするのが現実なのだが、東灘区はそうではなかった。しかも高級住宅地を後背地に持つ雰囲気が出ている。
JR神戸線の北側には山手幹線、すこし行くと阪急岡本駅も300メートルほどの距離である。
クルマを置いたので、摂津本山駅を拠点に電車での取材に切り替えた。

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南口駅舎

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北口駅舎、ホームから

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南口側の駅前

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駅から南側正面

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マンション1階の店舗

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周辺の街並み、駅南側

この摂津本山駅は私にとって好ましい駅だった。南口も北口も駅舎が瓦屋根の寄棟、方形平屋建築だった。南口の駅前ロータリーは全体が公園風のつくりで、道路も舗道もタイル貼り。
マンション1階はゲタバキ店舗だが高級感もあり、ベンチまで置いてあった。正直うらやましい感じ。各駅停車しか止まらない駅なのに、良すぎるくらいか。

駅の規模は大きくないが、駅整備のお手本のひとつとしておきたい。行政のかかわる部分でひと味ちがう手腕があるかもしれない。
【摂津本山駅】
大阪駅から 22.1km
乗車人員:22,740人/日
駅ランク:3

摂津本山から電車で移動する。まず、つぎの住吉駅まで。国道2号線はときどきクルマで走るので、「KiLaLa住吉」があるのは知っていたし、仕事でも何度もきたことはあった。
山手幹線をクルマで走ると、雰囲気がいいのは住吉川あたりだった。
摂津本山から、西側は六甲道の北側の交差点「六甲口」まで。東へは芦屋川で貫通せずに行き止まり。

住吉駅で降りることにした。六甲ライナーの始発駅を付属した駅の構造は三ノ宮とよく似た配置になっており、ちがうのは橋上駅に神戸新交通・六甲ライナーの駅が直結していること。
六甲ライナー乗り換え駅として、六甲道に続いて平成2年から快速の停車駅になった。

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住吉上りホームから大阪方を望む

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207系松井山手行の各駅停車

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六甲ライナー乗場は橋上駅に直結

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橋上駅とKilalaを結ぶ連絡通路から三ノ宮方面

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2号線から南側

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2号線から六甲道方面。高層マンションは「御影タワーレジデンス」

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2号線から大阪方面。住吉川には六甲ライナーの高架橋がある。

以前に芦屋川の天井川は珍しくないと書いたが、住吉川もJRの線路は川の下をくぐる。電車の車窓を眺めていると、高架線や掘割があったり変化に富んだ風景が展開する。神戸市東灘区なのだが、神戸とはまたちがった雰囲気を感じる。大阪とも神戸ともちがう雰囲気はやはり阪神間モダニズムかもしれない。

ここも国道2号線がすぐの場所で、ついついキララの高層ビルにつられたのか、南口側に出てしまった。
駅ビル自体は北口側で、正面は北口のようだったが、うっかり見落とした。
北口は周辺がマンションと戸建て住宅の混在する地域といえたが、マンションも比較的低層の周辺にマッチした雰囲気のいい外構のマンションが多い。

南口はただの橋上駅とキララがあるだけだった。遠目に目立っただけということか。
阪急はすこし西寄りに御影駅がある。阪急より山側の中腹にあるような住宅地は尾根と尾根を越えて広がっており、生駒などと比べてかなり高い場所まで開発された感がある。

六甲アイランドもはやくから開発が進んだ。当時の神戸市は勢いに乗っていた。
「海の手・六甲」などのキャッチコピーもあったが、埋立地の高層マンションの住み心地はどうなのか? 香港を連想するような超モダンな高層ビルがあったりするが、あまり話題になることもなくなった。
前回まで原稿量がおおくなり過ぎたので、JR神戸線(3)はここで区切りとしたい。
【住吉駅】
大阪駅から 23.7km
乗車人員/日 36,882人
駅ランク:4





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posted by 松村和弘 at 18:08| Comment(0) | JR神戸線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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