2010年05月04日

08年雨に煙る大阪もまた良し【企業をよくするとは】

「企業を良くするとは、社会を良くするとは」 その4
 
 私は、この空港で正々堂々とクレームをつけたおじさんや家電メーカーにクレームをつけた社長さんを見るにつけ、こう思うのです。

『大阪には物事をトコトン突き詰める土壌があるのではないか。
 大阪には正しい事をトコトン追及する土壌があるのではないか。』

 そして、その大阪の精神というのは実は今の日本に一番欠けているのではないかとも思うのです。

 誰しもクレームを付けられる事はい嫌です。
 嫌であるが故にどうしても「うるさい客だ」とか「あの人はクレーマーだから」と、相手を悪者にしてしまう。
 また「大人げない」とか「うるさい」とかで片付けようとしてしまう。

 でも、それで良いかと思う。
 勿論、意味不明などう考えても理不尽な言いがかりとしか思えないクレームは問題外だが、クレームの中身によっては非常に有益なものがあろうかと思うのです。

 どうしても東京的発想だと「何事も我慢。見ざる・言わざる・聞かざる」となりがち。そして、そういう東京的発想がこの国を覆っていると言わざるをえない。その東京的発想が、この国をおかしくしたと思えてならないのです。

 今、求められるのは大阪的発想、「おかしいものは看過しない。言うべきは言う。正すべきは正す」というではないでしょうか。

 大阪には今後の日本に役立つ価値観があると私は思います。

-------------------------------------------------------------

寺内町を歩いていて思った事で書き忘れていたのが車の事。

確かに交通量は多いように感じました。
駅から見て縦の道路ではなく、横の道路、それも二本ほどですが車の通行が多かったようです。
それがありますので「電柱撤去・電線の地中化」は必須だと思います。

また出来れば地元の方々の車だけの通行を認める事が出来ればベストだと思います。
地元の方々だけに交付するステッカーを貼った車だけ寺内町の通行を認めるようにしてはどうでしょうか。
それでは日常の経済活動に影響が大きいというのであれば、観光客が来るであろう土日だけ交通規制をかけても良いのでは。
私の地元にはJRAの中山競馬場があるのですが、競馬開催日の土日は狭い道路などには交通規制をかけています。

駅については、橋上駅舎として線路で分断された地域を結ぶ自由通路などが出来ると良いのでは。
またコンビニが欲しいなと、と思った事も事実です。
雨が降ってきそうなので「傘が欲しいなぁ」と思ったのですが、コンビニが無くて購入出来ませんでしたので。
もし駅舎に併設するのなら「アンスリー」ブランドに来てもらうのも良いかと思います。


posted by 松村和弘 at 17:36| Comment(0) | 上阪感想記13 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

08年雨に煙る大阪もまた良し【企業を良くする】

「企業を良くするとは、社会を良くするとは」 その1

 今回の上阪、行きも帰りも飛行機で、大阪側の空港は関西国際空港発着便を利用しました。
 
 で、大阪へ行く便はANA149便。東京・羽田空港を20時20分に発つ便。
 飛行機の出発時刻は機内にお客さんを誘導し着席しドアを閉めて飛行機が動き出す時刻の事を指します。
 ですから普通、出発時刻の10分前から、大きな飛行機だと15分前からお客さんを機内へ案内するわけです。

 ANA149便の出発時刻は20時20分。
 使用機材はボーイング777−200。しかも満席。
 大型機で満席であれば、20時05分頃には機内への案内が始まる筈が一向に始まらない。
 「あれっ」と思っていると20時10分過ぎに「ANA149便は使用機材到着遅れの為に出発時間が遅れます」とアナウンスが。

 まぁ、飛行機が遅れる事はよくある事で、そういう事は旅慣れている人は理解しているものだし、そもそも遅れがあると困る人は大概は新幹線を選ぶ。だから、この段階で不満を漏らす人は誰もいなかった。

 そして一寸時間が経ってから「ANA149便は20時40分頃に皆様を機内にご案内の予定です」と新たなアナウンスが入った。その時間は20時20分。

 この段階で私は嫌な予感がした。
 何故なら、このアナウンスが入った段階で、まだ使用する機材は到着していなかったから。
 ボーイング777−200だと例え定員の半分しか乗客が居なくても全ての乗客が降機するまで10分は掛る。
 そして、それから機内清掃にかかるわけです。
 私は昔、羽田空港で機内清掃の仕事をしていた事があるのですが、ボーイング777−200を新たな乗客を迎えられるように清掃するには最低でも20分はかかる。
 つまり「乗客の降機に要する時間:10分」と「機内清掃に要する時間:20分」を合計すると「30分」は最低でも要する。

 今の時間が20時20分。これに「30分」を足したら、20時50分となる。つまりANAがアナウンスしている「20時40分」には絶対に間に合わないのだ。

 「これは、ちょっと問題になりはしないか」とヒヤヒヤしているうちに時計は20時40分を示した。
 続々とお客さんがゲート前に集まってくる。

 そして、やはり嫌な予感は的中した。

-------------------------------------------------------------

「企業を良くするとは、社会を良くするとは」 その2

 ゲート前に来た、年の頃は50代半ばのおじさんが、ゲート前のANAの男性職員と話を始めたのが見えた。

 私は、その場所から少し離れていたので最初のうちは何を話しているのか聞こえなかった。

 が、次第に、そのおじさんの声が大きくなってきた。
 聞き耳を立てずとも会話の内容が聞こえてくる。

「君、おかしいじゃないか。さっき20時40分に機内へ案内すると言うたやないか」

「ええ、そうなんですが使用機材の到着が遅れておりまして・・・」

「使用機材の遅れは既にわかっていた事やないか。それが分かっていて20時40分に案内すると言うたんやないのか。」

「・・・・・」

「そなら何か、君達はハッキリとした目途も立たないうちにアナウンスしたんか。」

「・・・・・」

「君達はいつもそうだ。遅れるのは仕方がない。けどな次の出発時間がハッキリ分かってからアナウンスすべきとちゃうか。皆、あんたのとこのアナウンスを信じてるんやで。」

「君らに言うてもしゃーないかもしれんが、ずっと前からそうや。だから本社にも何度も言うてるんやが一向に改善されんのは何故なんかな」

「・・・・・」

------------------------------------------------------------

「企業を良くするとは、社会を良くするとは」 その3

 今まで書いた会話の内容は私が覚えているものですから、少し言葉尻などは違うかもしれません。しかし内容はほぼ間違いありません。

 皆さんはどう思われるでしょうか。

 大阪が嫌いな人は多分こう思われるのではないでしょうか。
「ああ嫌だ嫌だ。だから大阪人って嫌いなのよ。いい年したおっさんがむきになってみっともない」と。

 しかし私は、こう思いました。
「よくぞ言ってくれました。些細な事でもこれは大事な事。私の代わりにモノ申して下さって有難うございます」と。

 昔、新聞で読んだ記事でこんなのがありました。
 大阪のある社長さんが東京の家電メーカーのラジオを買った。
 そのラジオを宣伝する為の広告には、こう書いてあった。

「永久磁石採用」

 ところが、その永久磁石の部分が壊れてしまった。
 さぁ、その社長が怒るまいことか。大阪支社長の謝罪に納得せず、東京本社の品質管理部の部長が毎週末毎に大阪へ出向き謝罪と説明に努めるが社長は納得しない。
 
 社長の言い分は「永久磁石採用と言いながら壊れて、しかも修理代を払えとは何事か。私は永久磁石という言葉を信じて買ったんだ。その永久磁石が壊れたら‘永久’ではないではないか。君達は嘘の広告を出していたのか」。

 話は大きくなり、その東京の家電メーカーの取締役会に取り上げられる事態にまでなりました。

 そこで、その家電メーカーの社長が下した決断は、
「それは、その御客様の言い分が正しい。御客様は当社の広告を見て、それを信じて買って下さったのだ。確かに永久磁石は壊れる事がある。しかし広告に‘永久’と謳った以上は、それは‘永久に壊れないものでなければならない’のである。修理代は全額当社が持ち、不快な思いをさせた事を丁重にお詫び申し上げなさい」。

 そして社長は納得し、またその家電メーカーは更なる品質の向上と宣伝・広告の質が向上したそうです。

 ちなみに、この社長、納得できない事があると徹底的に話し合いを求めるそうで企業によっては「いや、大変に勉強になりました」「いや〜、あの社長はトンデモナイクレーマーだ」と評価が真っ二つに分かれたそうです。



posted by 松村和弘 at 17:23| Comment(0) | 上阪感想記13 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。