2010年05月06日

08年雨に煙る大阪もまた良し【街と鉄道V】

「おおさか東線+JR東西線+JR宝塚線 イコール 大きな可能性」
〜その3 放出駅-----尼崎駅〜

1205673737_2.jpg

 JR宝塚駅行きの207系快速電車は、前方にOBPの姿を見ながら出発した。その車内は席が全て埋まり立ち客も相当数に達していた。
 学研都市線からの電車であるから、その沿線から大阪都心まで出る為の鉄道として重要な役割を担っているのだろう。
 そう言えば、以前は松井山手駅で7両編成の電車から3両を切り離して身軽な姿で木津駅まで行っていたのが、今は7両のフル編成で木津駅まで行っているとの事。順調に需要が伸びているのでしょう。

200901_18k.jpg

 鴫野駅通過。大きく右にカーブしたかと思うと今度は左にカーブするという蛇行をしながら京橋駅へ滑り込んだ。
 ここでドアが開くと、ドッと人が降りる。流石は大阪市東部の拠点駅である。大阪環状線・京阪電車に乗り換える人、あるいは大阪ビジネスパークが目的地の人もいるのだろう。

 そして電車は、それまでの三分の一の乗客数で京橋駅を出発する。
 そして直ぐにトンネルに入って行くのだが、ここで気になることが。
 それは線路脇に雑草やゴミが目立つ事。
 カラーコーンなどが打ち捨てられているのが目に付き正直見苦しい。
 こまめな清掃を望みたいものです。

 大阪城北詰駅、大阪天満宮駅と停車。それほどの人の動きは無し。
 北新地駅で多くが降りる。やはり堂島浜・中之島・梅田などへ学研都市線沿線あるいは奈良方面から出るには、この駅が便利なのだと確信する。しかし、この駅名は何とかならないものか。何が悲しくて「北新地」という飲み屋街の通称を駅名にしなければならないのか。
 堂島駅あるいは曽根崎駅で良いではないか。今からでも遅くはないから改名してほしい。


 新福島駅、海老江駅、御幣島駅、加島駅と停車するがそれほど人の動き無し。
 加島駅から地上に出る。東西双方向に電車が行き交う。
 223系新快速が混んでいるのは当然だろうが、321系の普通電車も混んでいる様子を見ると活発な人の流動を実感する。
 
 尼崎駅へ到着。
 JR東西線の電車から見るのは初めてだが、改めて大きな駅だなぁと思う。駅の南側で再開発が活発なようでマンションやオフィスビルの建設ラッシュ。北側には日立建機システムのオフィスビルも有り、流石は大阪市に隣接しているだけに拠点性も高いと見受けられる。

 ちょっとの時間停車して、停車しているホームの隣に来た接続の快速電車を待つ。
 そして接続の快速電車が来て、接続を果たすと間髪入れずにほぼ同時に双方とも発車する。
 絶妙な接続だと改めて感心する。接続の時間はしっかり取るが削れる時間はしっかりと削っている。

 次はJR宝塚線に入る。

-------------------------------------------------------------

「おおさか東線+JR東西線+JR宝塚線 イコール 大きな可能性」
〜その4 尼崎駅-----JR宝塚駅〜

 尼崎駅を出た電車は高架橋を大きくカーブしながら福知山線(路線としての通称名・JR宝塚線)へ入って行く。

 ここで少し眠くなってしまってウトウトと居眠りしてしまって記憶が途切れがちになったのを白状します。

 覚えているのは大きなショッピングセンターがあった事、223系6000番台が数本止まっていた事。3年前の事故の教訓からか運転が慎重なほどに慎重で丁寧で(それ故に眠気を誘われた)、今まで以上に運転手さんが指差し点呼を行っていた事。
 そして宝塚駅に近づくにつれて瀟洒な邸宅が増えてきた事。

 そして終点・宝塚駅に到着。
 途中で居眠りという‘タイムスリップ’をしてしまったせいであっという間に着いたという感じではあった。

 ここで降りる。JR宝塚駅は建て替え工事の真っ最中であり仮設の階段を上り下りして阪急宝塚駅側の改札へ。
 その改札前のホームには篠山口駅行きの電車が。
 221系電車なのだが、これが4両編成。席が全て埋まり立ち客も結構な数であり、今まで乗ってきた207系7両編成電車をそのまま篠山口まで走らせればよいのにと思う。

-------------------------------------------------------------

「おおさか東線+JR東西線+JR宝塚線 イコール 大きな可能性」
〜その5・この章最終章 各地域を乗り換え無しで直通で結ぶ路線を〜

 例えば姫路に住んでいる人が京橋駅が最寄り駅の大阪ビジネスパークで勤めているとしたら、どういうルートで行くのだろうか。
 恐らくは新快速電車で尼崎駅まで。ここでJR東西線から学研都市線若しくはおおさか東線直通の電車に乗り換えて行くのでしょう。

 例えば奈良に住んでいる人が神戸・三宮まで通勤で行くとしたら、どういうルートが考えられるだろうか。
 恐らくは大和路線で大阪駅へ。ここで新快速へ乗り換えか。それとも、おおさか東線〜JR東西線と乗り継いで尼崎駅で新快速に乗り換えか。

 いずれにしても良いルートだと思うのだが難点としては乗り換えが必要だという事。階段の上り下りをしての乗り換えはそれだけで苦痛なものだし、同じホームで乗り換えが出来るとしても真夏であれば汗をかきながら待つ事になるし真冬であれば寒さに震えて待つ事になり、台風でも来ようものなら雨が吹き込むホームで待つという苦行とも言える仕打ちに耐えなければならない。

 これは鉄道の宿命的大欠点なのだが、鉄道は「ドア トゥ ドア」ではない。車のようにはいかないのだ。
 なればこそ利用者に負担を感じさせる事は極力避けるようにすべきだと思う。
 これもまた鉄道の宿命的大欠点である‘乗り換え’でさえ極力無くすべきだと思う。

 上に挙げたルートであれば姫路から尼崎、そこから京橋まで直通する新快速電車の運転が出来ないだろうか。
 奈良から三宮そして姫路まで行く直通新快速の運転は出来ないだろうか。
 宝塚から奈良まで行く直通快速の運転は出来ないだろうか。

 利用客は大拠点である大阪駅を通る列車に比べれば遥かに少ないだろうとは思う。しかし皆無ではない。それどころか走らせるだけの価値が見出せるだけの利用客は必ず有ると思うのだ。

 JR西日本は国鉄時代から質の高い輸送サービスを提供してきた。
 それを‘なるべく乗り換え無しで何処でも行ける’という一段とレベルの高いサービスを提供して欲しいと思うのである。




「都市の景観と躍動」トップに戻る
posted by 松村和弘 at 13:12| Comment(0) | 上阪感想記14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

08年雨に煙る大阪もまた良し【街と鉄道U】

「おおさか東線+JR東西線+JR宝塚線 イコール 大きな可能性」
〜その1 天王寺駅-----久宝寺駅〜

1205671424_1.jpg
 天王寺駅で重たいキャリーバックを預けて体も気分も軽くなり、しかしお腹は重たくなった私は、いよいよ「おおさか東線」初乗車へ向かう。

 天王寺駅で次に乗ったのが221系快速電車。
 JR西日本がJRとなって初めて世に送り出した‘イケメンな傑作電車’である。
 が、しかし悲しいかな汚れているのである。
 白くて美しい筈の車体に、黒くて見苦しい水垢の線がついているのである。
 これでは折角の‘イケメン’が台無しである。
 これなら「私の方が‘イケメン’だろう・・・」というのは冗談にしても、もう少し洗車の頻度を上げて欲しいものだと思う。

 JR西日本さん、お願いします(あと大阪市交通局さんも)。

 しかし、まぁ何と言ってもそこは221系。
 走りっぷりは心地良く、快速であるから更に快適な走りっぷりを披露してくれて「流石は221系」と唸るものがある。
 JR東日本の主力電車E233系は、JR西日本の221系よりも約20年は新しいのに、乗り心地や車内の造作などはJR西日本の221系に遥かに及ばない。

 流石は「走るんです、走るだけなんです。コストダウンだけが取り柄なんです電車」ことJR東日本のE233系。
 流石は膨大な需要が有って黙っていてもお金が入ってくる企業だけに気合の欠片も無いJR東日本のE233系。

 東日本の民よ、我々はJR東日本に対してもっと怒ってよいぞよ、と演説の一つでもぶちたくなりますよ、本当に(怒)。

 ・・・愚痴はここまでにして話を戻します。

 あっという間に電車は久宝寺駅へ到着。
 ここで、おおさか東線に乗り換える。
 
 ホームに降りて暫しの間、待つ事になる。
 
 大阪市の都市圏は未だに拡大強化が続いているのだろう、ホームからタワーマンションの建設現場が見える。
 確かにここは大阪市内までの通勤通学には便利だし環境も良さそうだ。
 
 ホームに201系電車が入線して来た。
 私は最後部の車両に乗車。私以外にはお客さんが一名。

 少ないと思うが之から増えていくのだろうか。

 メロディが鳴って静かに走りだす。
 私のどんな感じなのだろう、楽しみだなぁ、という気持ちも乗せて電車は走り出したのであった。

027.jpg

------------------------------------------------------------

〜その2 久宝寺駅-----放出駅〜

 久宝寺駅を出発した放出駅行きの普通電車は、最初の新加美駅に停車。カーブの途中の為か車両が傾いた状態で停車する。数人乗車した模様。

 JR長瀬駅、数人乗車。
 JR俊徳道駅、10人近く乗車。近鉄・大阪線との乗り換え駅の為か人の動きは多きいようだ。これは次のJR河内永和駅でも同じであった。

 途中で左側の遠方にOBPやNHK大阪放送局などが見える。
 地図で見るとそれほど離れていないようだが、こうやって車窓から見ると随分と離れていると実感する。
 
 高井田中央駅に停車。この駅の周辺には空地が多く、今後マンションなどの建設があるのではないだろうか。

 そして放出駅に到着。
 電車から降りた人々の殆どはホームにて接続するJR宝塚線直通の快速を待つようだ。
 電車の到着まで数分あるので駅舎内を見てみる。
 小さい駅だがコンパクトながら機能的で綺麗な造りだと思う。

 階段を下りて間もなく207系電車が入線してきた。
 JR宝塚線直通快速・宝塚駅行きである。

 これに乗って終点まで目指すことにする。

1205673737_2.jpg
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 おおさか東線、初めての乗車でした。
 今は昼間は一時間4本と運転本数は多くは有りませんが、これから大きく伸びる可能性があると思います。

 JR東西線内の北新地駅、これを「第二大阪駅」として位置付けて、奈良〜北新地〜尼崎〜姫路と走る「新快速」の運転はどうだろうか。
今の東海道線・山陽本線を走る新快速は混雑が問題になるほど人気がありますが増発は、大阪駅の設備などを考えると難しいと思います。
 それなら乗客を分散させる為にも、北新地駅を中之島・堂島浜への最寄り駅として位置付け、神戸や姫路方面からこちらに用がある人を誘導させてはどうかと思います。



「都市の景観と躍動」トップに戻る
posted by 松村和弘 at 12:47| Comment(0) | 上阪感想記14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。